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NTT東西日本「固定電話から携帯電話」への通話料金の新たな設定へ

IP電話・プレフィックス・固定電話

 2021年6月21日「NTT東西日本」は「固定電話から携帯電話各社」への通話料金を同一料金に新たに設定することを発表した。
 このニュース記事を読むとだ、すべての通話料が「値下げ」されたと誤認される可能性があるので、説明をしておこう。
 ニュースタイトルには多かれ少なかれ、「アイキャッチ」のためにタイトルにインパクトを求めるが故、誤認される可能性のあるタイトルになってしまうことがある。※オレも使っているかも・・・。

NTT東日本のHP
報道発表資料より引用

 今回の報道発表の資料をよくよく確認してみると、タイトルの表現の誤認を生じそうな箇所は「通話料金の新たな設定および値下げについて」と表記されていること。
 人は記事のタイトルの要点を最後の言葉で読みとろうとするクセがあり、もし仮にこれば「通話料金の値下げおよび新たな設定について」と表記されているとだな~、『値下げと料金の変更』?と認識が傾くのだ。

 まあ、どうでもいいんだが、さっそく内容をチェックしてみよう。

NTT東日本のHP
報道発表資料より引用
NTTN東日本の報道発表資料のサイトへ

 もう、お分かりでしょう。固定電話から最も安いNTTドコモへの「0036通話」と「ひかり電話」の通話料金へ他社が揃えてきただけなのだった。
 NTTドコモの「0036」と「ひかり電話」以外の他社(NTTドコモ直接通話を含む)での料金が値下げであって、最安のNTTドコモへの通話料金は値下げされていない。
 まあ、メリットとしては0036などの番号を付けずに気軽に発信できるようになったこと、デメリットとしては格安のひかり電話を使用しても、同じ料金になってしまったことが挙げられる。

 こんな感じで、企業のキャンペーンは「注意事項や詳細に『※』マーク」が付きまくり、もう、すごく小さい文字で、対象の適用外や例外条件などが盛りだくさん、注意事項が記載されている。

 ブログでいろいろなキャンペーンを紹介しているので、オレはこれを熟読し理解する能力のレベルが上がったのだが、それでも、何度も、何度も読み返しても、意味不明なキャンペーンを打ってくると、企業へチャットや電話で問い合わせるハメになるのだ。

 まあ、今回、「固定電話」から「携帯電話」への通話料が最安のNTTドコモの最安の料金に新たに設定されることになったのは、朗報なのだが、実施は2021年10月1日よりというのが悩ましい~。

 ちなみに、「NTT東西日本」は電話回線網を2024年1月以降に、公衆交換電話網(PSTN)の設備(中継交換機・信号交換機)から、IP電話方式の設備切替を予定しており、従来の交換機の莫大な維持費が、IP電話網に切り替えることによって、大幅な節減が実現する予定なのだ。

「NTT東西日本」のIP網への移行
2024年1月より切り替え予定
IP網移行の概要「NTT東日本」サイトへ
公衆交換電話網(PSTN)の現行の通話料金

IP網へ移行後の通話料金

 これにより、電話の設備の維持費がグーンと減り、コストが大幅に下がる。ただし、ここ数年、固定電話の契約回線数は激減しており、NTT東西日本の固定電話の事業の収益がますます悪化している。

 オレは昔、固定電話同士の通話で、遠距離通話1万円を超える請求が届き、痛い思いをしたのだ。それ以来「固定電話」の通話の利用をほとんどしなくなった。今ではその反動で、便利な「LINE」の無料通話アプリばかり使っている。これってオレだけなのだろうか?

 IP電話網になって、固定電話同士で『全国一律9.35円/3分』の通話料金になったら固定電話回線を、また再契約して利用し始める人たちも多少は増えるだろう。
 交換機の設備の必要としないIP電話は設備の維持費が安く、通話料金が安くなるという大きな恩恵をもたらすことになる。

 今でも、同じ仕組みのIP電話『050』で始まる音声通話料金は安い。新規申込を終了してしまった楽天モバイルの「SMARTalk」の電話番号をオレは3回線も所有している。

固定電話からIP電話への通話料金
税込11.55円/3分
(換算1.925円/30秒)
「NTT東日本」のIP電話への通話料金のHPへ

 「SMARTalk」の発信通話料金は税込8.8円/30秒なんだが、固定電話から『050』電話(スマホアプリ着信)へ電話すると、税込11.55円/3分で通話ができるのだ。30秒あたりたったの1.925円!

固定電話からIP電話(スマホアプリ)へ発信時
税込1.925円/30秒
税込3.85円/1分
税込11.55円/3分

税込115.5円/30分
固定電話から携帯電話へ発信時(新しい設定料金)
税込8.8円/30秒
税込17.6円/1分
税込52.8円/3分
税込528円/30分

  知っておいて、損はないのだ。固定電話からIP電話のスマホアプリ着信時、30分通話しても税込115.5円、ふつうにキャリアへの着信時は税込528円になる。

 「SMARTalk」は新規申込受付は終了しているが、NTTコミュニケーションズの「050plus」なら月額税込330円でIP電話が利用できる。
 そして、IP電話と同じ仕組みのVoIPネットワークサービスを利用した「Viber」のアプリを利用れば、携帯電話へ発信しても、現在、ドル換算で「10.76円/3分」になってしまうのだ!