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格安フライパンはどれくらい使用できるのか?

生活・節約術,生活用品・修理メンテ

 オレの近所にはディスカウントストア「ジェーソン」があって、掘り出し物のキッチン用品や小型家電類が店頭に並んでいる。
 「ジェーソン」では目利きのバイヤーが仕入れた処分商品が激安で店頭に並ぶことがあるので、たまにチェックに行っているのだ。

オレの近所にあるディスカウントストア
「ジェーソン」

 オレの行きつけの「ジェーソン」では、格安のフッ素樹脂加工のプライパンはいつでも、数種類のフライパンが店頭に並んでいて、およそ500円~1,500円で購入ができる。
 そして、2017年12月末に「ダイヤモンドコーティング」のフッ素樹脂加工の格安のフライパンを税込1,079円で購入した。

2017年12月末に「ジェーソン」で購入
格安フライパン 税込1,079円!
和平フレイズ IH対応フライパン26cm BLUMOND BR-8241

ダイヤモンド粒子配合 耐摩耗試験20万回クリア JIS2010
フッ素樹脂加工にダイヤモンドをプラス

 「フッ素樹脂加工」の安いフライパンと聞くと、1年くらいで食材がこびり付いてしまうので使い捨てと思っているだろう。
 今回、2017年12月末に購入した格安のフライパンを週に2,3回程度使用して、今どういう状態になったのかをレポートするぞ~。(つまんない記事ですみません~)

週2,3回程度の調理に使用
3年5か月後のフライパンの状態

よくよく見ると
無数のキズがあり、茶色に変色している

 そして、現在のコンディションは、お魚の「サケ」を油なしで調理するとちょっとフライパンにこびり付くようになってしまった。脂身のあるチリ産の「サケ」なら問題なく調理ができる。目玉焼きや野菜炒め、餃子も少々の油をたらせば全く問題なく調理が可能なのだ。
 ただし、使い始めの油を使わず調理できる「魔法のようなスベスベ感」はなくなってしまったが、使用上、今でも特に不都合はない。

3年5か月間後のフライパン裏面
まさに使い込んでいる証なのだ

 ホントかよ~!と思っている人は、実は、「フッ素樹脂加工」のフライパンの使い方を習得すれば、きっと4年以上問題なく使用ができると思うので、ぜひ、参考にして欲しい。

「フッ素樹脂加工」のフライパンを長持ちさせる方法

1.フッ素樹脂加工には寿命というものがある
 フッ素樹脂加工の耐久性能は、強火で調理したり空焚きなどによって、耐久温度の260度を超えるとダメにしてしまう。食材がフライパンにくっつき易くなって最後にはフッ素樹脂加工が剥がれたりしてしまう。
 必ず、中火以下で使用するようにしよう。

2.フッ素樹脂加工のフライパンの最高クラスの製品はアメリカのデュポン社の「テフロン加工」
 フッ素樹脂加工のグレード別には6段階の規定があって、上位グレードの星6と5つはテフロン加工のコーティングの厚さが45ミクロン。
 基材がアルミが星6つで「プラチナプラス」。基材がステンレス鋼が星5つが「プラチナ」と称する。星6つと星5つは星1つの「テフロンクラシック」と呼ばれるコーティング層25ミクロンの約7倍の耐久性を誇るフッ素樹脂加工のテフロン加工が最も耐久性が高い。
 「テフロン加工」樹脂の耐久温度は260度とされているが、ガスコンロで強火で空焚きすると1分で300度に達する。
 トップグレードの「テフロン加工」といえども、強火の使用では寿命は短命になってしまうのだ。

3.一般の「フッ素樹脂加工」のプライパンも特殊加工で耐久性が増す
 テフロン社でないフッ素樹脂加工の一般のフッ素樹脂加工のフライパンは、ダイヤモンドや大理石(マーブル)加工を施し、硬化処理をさせて耐久性をアップさせている。
 さらに、一般のフッ素樹脂加工フライパンの底厚の薄いものを避け、最低でも3層構造の底厚があるフライパンを選ぶといい。
 底厚が増すと、フッ素樹脂加工へ伝わる熱が底厚の金属に吸収され緩衝される役割が働く。

 

 以上の注意を払い続けたおかげで、オレの格安のフライパンは3年5か月後でも、十分に、使える状態になっている。
 もちろん、十数年前の格安のフライパンとは生産技術の向上もあり、昔と今とではレベルと品質が違う。中国製のフッ素樹脂加工の格安のフライパンでも、耐久性がある程度、期待できるのだ。